ベトナムのお正月、テトってなに?

ベトナムの元旦はテト🎍

お正月といえば1月1日(元旦)ですが、ベトナムのお正月は1月1日ではありません。
日本で暮らしているとあまりなじみのない旧暦、中国のお正月と知られる春節(旧正月)と同じ日程がベトナムのお正月(テト)になります。

2025年のテト(元旦)は1月29日(水)です。
ベトナム人はお正月休暇としてテトの前後に長期でお休みをするのが恒例です。

2025年のテト休暇は以下の9連休になる予定です。

テト休暇の前後は都市から地方に多くのベトナム人が移動します。
これはベトナムに祝日や連休が少ないため、地方出身者が連休中に帰省するためです。
日本のお正月と全く一緒ですね。

テト前後のバスや飛行機は混雑し、高騰します

ですので、テト前後のバスや飛行機などの交通は非常に混雑します。
また料金も高騰し、通常の倍以上の価格になることも不思議ではありません。
テト休暇前から都市から地方へ、テト休暇後半は地方から都市への交通が大混雑し、チケットが売り切れて移動できないことも多々あります。
もしテト期間あたりにベトナムにお越しになられる場合は、予定通り旅行ができないかもしれませんのでご注意ください。

テト期間にベトナムに行くときの注意点

テト期間中は日本のお正月と同じく、いつもやっているお店が閉まっていることも多いです。
都市部は多くのベトナム人が故郷に戻っているので、いつものような交通量はありません。
また庶民の胃袋を支える屋台もかなり数が減ります。
ですが外国人が集まるエリア(ブイビエン通り、グエンフエ通りなど)のお店は開いていることも多いです。

逆に地方部は都市部から帰省したベトナム人がたくさんいますが、みんな家族と実家で過ごしたりするためお店はほぼ開いていません。
田舎に行けば行くほど食べるところが閉まっていて、食事難民になることも…。
ただテト期間中はいたるところで宴会をしているので、外国人が歩いていると声をかけられて食事にありつけることも多いです。
全く言葉が通じないのと永遠にお酒を飲まされることになりますが。。。

テトの楽しみ方

正直な話、テト期間中は旅行には向いていませんし、外国人にとっては不便なことが多いです。
ですがホーチミンやハノイなどの都市部は少ないながらお店もやっていますし、ツアー会社もやっています。
観光地もちゃんと開いていますので、基本的な観光に関しては不自由はありません。
しかし地方部はほとんどのお店が閉まっており、食事も移動も非常に不便になります。
テトにベトナム滞在をされる場合は都市部に滞在されることをお勧めいたします。
ホーチミンにいたっては平時はうんざりするほど走っているバイクが数えられるほどになります。
道を渡るのも簡単で、交通を気にせず散歩できる唯一のタイミングといえますね。
もしタイミングよくテトにベトナムにお越しの場合は、ベトナム人のお正月の過ごし方を観察してみてください。
きっとすぐにベトナム語で「一緒に飲もうぜ!」と声を掛けられることでしょう(笑)

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