3月16日現在のベトナム及びホーチミンの状況

新型コロナウイルスは収まる様子を見せず、感染の中心地が東アジアからヨーロッパに移っているようです。
ここベトナムは東南アジアでも一番厳しい検疫を行っており、これ以上の感染者を入国させないため徹底的な措置を行っています。
いろいろな情報が錯綜していますので、3月16日現在のところ、わかっている情報をまとめます。

以下、現在とは3月16日を表します。

ホーチミン総領事館より、ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表

ホーチミン総領事館からの新型コロナウイルスにおける公式の発表は以下のページよりご確認ください。

httpss://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona.html

こちらの発表を以下の通り、噛み砕いて記載します。
必要と思われる部分を抜粋して記載していますので、すべて記載していないことをご理解のうえお読みください。

ベトナムでの新型コロナウイルス感染状況

現在の総感染者数 53名(うち16名は治癒)
ベトナム保健省発表

日本人のベトナム入国について

現在、日本国パスポート保持者(日本人)はベトナムに入国できます。
しかし、以下の国と地域に14日間以内に滞在したすべての人は入国できません(14日間の隔離措置を受ければ入国可)。

中国全土(香港、マカオ、台湾を含まない)、韓国(韓国大邱・慶尚北道)、イラン全土、シェンゲン領域全土、英国全土
(シュンゲン領域の各国は,アイスランド,イタリア,エストニア,オーストリア,オランダ,ギリシャ,スイス,スウェーデン,スペイン,スロバキア,スロベニア,チェコ,デンマーク,ドイツ,ノルウェー,ハンガリー,フィンランド,フランス,ベルギー,ポーランド,ポルトガル,マルタ,ラトビア,リトアニア,ルクセンブルク,リヒテンシュタインの26の国の領域)

これに加え現在のところ、中国(香港、マカオ、台湾を含まない)、韓国、英国、シェンゲン領域の各国、イランのパスポート保持者は入国できません。
またそのパスポート保持者へのビザの発給も停止されています。
つまり、在日韓国人、在日中国人の方はベトナムに入国できませんのでご注意ください。

日本人のベトナムビザ取得について

現在、日本人は15日以内の観光についてはビザ無しでの入国が認められています。
16日以上の滞在、もしくは過去30日以内の再入国の場合にはビザが必要です。
日現在の観光ビザ発給については以下のとおりです。

招聘状を取得してのアライバルビザ(4月14日まで発行停止)
インターネットビザ(発行中)
各国のベトナム大使館、総領事館におけるビザ発行(発行中)

ただし、在カンボジアベトナム大使館(プノンペン)での観光ビザについて発行が停止しているという情報があります(公式発表なし)。
またカンボジアから陸路でのベトナム入国についても、日本人は拒否されているという情報も流れてきています(公式発表なし)。

ホーチミンへの空路入国時の注意

先述しましたように、現在のところ日本人のベトナム入国は可能です。
ですが、ベトナム政府はベトナムに入国するすべての人に医療申告を義務付けています。
空港にて到着時に医療申告をする必要があります。
事前オンライン申請も可能ですが、2~3時間待たされるという情報が入っています。
入国にかなりの時間が必要になることを想定してください。

ホーチミン総領事館ウェブサイト医療申告書フォーム
見本参照:httpss://www.vn.emb-japan.go.jp/files/100014179.pdf

事前オンライン申告(ベトナム政府のサイト。日本語,英語等に対応)
httpss://suckhoetoandan.vn/khaiyte

医療申告をした際に健康証明書が発行されます。
この健康証明書を持っていないと観光できない場所が出てきていますので、捨てたり失くしたりしないようにしてください。

ホーチミン市内の様子

3月15日より、ホーチミン市内全24区の以下の施設が3月31日まで営業停止となりました。

・カラオケ
・マッサージ
・バー
・ビアクラブ
・ダンスホール(クラブ)
・映画館

レストラン、カフェは対象外です。
もちろんレストランでビールを飲むことは可能です。

また3月16日よりすべての人に外出時にマスクの着用義務が課せられました。
義務と通達が出ていますが、マスクを持たない方に対してどういった対応をするのかはわかっていません。
現在のところベトナムでもマスクの入手は大変困難です(まず売っていません)。

ホーチミン市内の観光

ホーチミン市内において、閉鎖されている観光地はありません。
ですが、メコン川ツアーは中止となっています(ツアーで訪れる中洲の島が外国人立入禁止となりました)。

まとめ

以上の通り、現在のところ日本人の入国は可能ですが、観光については一部制限がかかっています。
ですが、状況は日々変わっていますので、外務省のホームページなどで最新の情報を常に確認ください。
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