ツアーでは行かないクチトンネル・ベンユック
ベトナム戦争の史跡、クチトンネルに行ってきました。
つい先月にも行きましたが、全長200kmとも300kmとも言われるクチトンネルは観光として開放されているトンネルはふたつあります。
今回はホーチミン市内から遠い方のトンネルに行ってみました。
こちらはベンユックと言われるトンネルです。
今回はバイクで行きましたが、ホーチミン市内からバスでも来ることができます。
一度乗り換えが必要ですが、約2時間で到着することができます。
バイクを駐輪場に置くと、係の人が「あっち」と指をさされた方に進みます。
すると入り口が見えてきます。
入場料はガイド料金込みで110,000VND(約500円)です。
一応入場料20,000VND+ガイド料金90,000VNDですが、強制的にガイドが付けられます(笑)。
ですが、ガイドがいないと進み方もわからないのでガイド必須ではあります。
まずは人民解放軍がお出迎え。
当時は当然もっと泥まみれでひどかったことだと思いますが、観光地なのでパリッとしてます。
男女ともシュッとしてますね。
ツアーで行くもう一つのクチトンネル(ベンディン)と同じく、まず最初にベトナム戦争とクチトンネルについて説明を受けます。
ベトナム人観光客ばっかりだったので完全ベトナム語でした。
英語は皆無でしたが、普段はそんなことないはず。。。
早速トンネルに入ります。
でもこれは観光用に広げているので入りやすいですね。
お腹が出たベトナム人のおじさんは「俺は入れねえ(ベトナム語)」と言ってました。
中はこんな感じでかなり狭いです。
中腰でないと進めません。体の大きい人(180cmくらい)だとかなりきついです。
確かにお腹が出たおっさんは厳しいです。
マジで中腰で100mとかきついです。運動不足が祟ります。
翌日太ももが筋肉痛になっていたのはこのせいだと思います。
そして、こちらがリアルな方のトンネル入り口です。
わかりますか???
んん??
はい、おじさんが出ました~。
両手を上げていないと肩が邪魔で出入りできない小ささです。
観光用に整備されているのでかなり小ぎれいになっていますが、当時はかなりごちゃごちゃしてたことでしょう。
ここは作戦室を再現しています。
こちらは病室を再現していますが、半地下になっています。
本来は当然地面の中にあります。
居住スペースの再現です。こちらも半地下で再現されてますが、もちろん実際の居住地は地下です。
ホーチミンサンダルと言われる廃タイヤを再利用したゴムサンダルの制作再現をしています。
観光用で販売もしていますが、絶対にサンダルずれすると思います!
絶対に足の指痛なるに決まってる。
次に解放軍が作った罠の説明です。
このガイドさんは英語が話せなかったのでしょうか、ベトナム語オンリーで容赦なしです。
相変わらず後ろの罠にかかったアメリカ兵がシュールです。
落ちていくように見えますし、穴から飛び出てきたようにも見えます。
クチトンネル名物、ライフル射撃もできます。
最低10発からでシェアも可能です。
ベトナムで観光射撃ができるのはクチトンネルだけですので、一度体験してみるのもいいと思いますよ。
AK47で10発600,000VND(約2,750円)です。
ベトナムの物価で言うと高く感じますが、3,000円以下でライフルが撃てるなんて格安だと思いますよ。
最後に当時の主食だったキャッサバ(タピオカ芋)をいただいて終了です。
写真を撮り忘れましたが、クチのキャッサバは名産だそうです。
戦争の時の主食と言われると美味しくなさそうですが、意外とふんわり甘みがあって美味しいです。
出口を出たところで、当時の爆弾の残骸が展示されています。
アメリカ軍が投下した爆弾はアメリカ軍が駐留する南ベトナムの大地に投下されたんですね。
不発弾はきれいにまとめてあります。
この辺にベトナム人の妙な几帳面さを感じます。
更に屋外にはベトナム戦争当時の戦車や戦闘ヘリなどが展示されていました。
これはたぶん輸送ヘリだと思いますが、なんと乗り込めます。
日本だとありえないですね。
当然コックピットはボロボロですが、原型はなんとなくわかります。
これはどうやら装甲車の残骸のようです。
キャタピラや屋根は無くなっており、ボディだけです。
どうやら対戦車地雷を踏んだらしく、ボディが大きく歪んでいました。
マシンガンで撃たれた跡でしょうか。弾痕がすごいです。
当時の状況が伝わってきます。
これらの兵器、戦車やヘリ、戦闘機はすべてアメリカ軍が残していったものです。
解放軍にはこんな近代兵器はありませんでした。
解放軍はトンネルに入り、わずかな銃や原始的な罠でアメリカ軍と戦い、アメリカ軍を追い払うことに成功したんですね。
このクチトンネル、現在ベトナム政府は世界遺産登録を目指して準備中とのこと。
近い将来、世界遺産として登録されることは間違いないでしょう。
その際には今まで以上にたくさんの観光客が訪れると思いますので、それまでにぜひ観光に来てくださいね。
ベンユック敷地内になんと、サバゲー場がありました。
ユーモアを通り越して、苦笑いしか出てきません。
多くの戦死者を出したクチトンネルの敷地内でサバゲー場を作るとか、ベトナム人のセンスには驚かされます。
あんたらがバンバン撃ちながらヒャッハー!遊んどる足元には国を守った兵士たちが眠っとるんやで…。
こういうところを含めてベトナムが大好きです(笑)
さて、こちらのクチトンネル(ベンユック)、先述しましたがツアーではほぼ使われません。
どうしても行きたい場合は自力で行くことになります。
ちょっとめんどくさいですが、もう一つのクチトンネル(ベンディン)よりも観光客が少ないことから自由度が高いです。
トンネルの中に入るのも断然こちらの方が長く入れます。
もし機会がありましたら、ぜひこちらのトンネルに行ってみてくださいね。
Cu Chi Tunnel Ben Duoc
Địa đạo Bến Dược
Tổ 6 -ấp QL22, Phước Thạnh, Củ Chi, Hồ Chí Minh
ホーチミンの日本人ゲストハウス
兎家(うさぎや)ゲストハウス
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