ホーチミン新空港ロンタイン(2026年8月最新情報)
ロンタイン国際空港はいつ開業する?
最新情報とホーチミン市内へのアクセス
日本便の行方を解説【2026年8月版】
ホーチミン市の新しい玄関口として建設が進められている「ロンタイン国際空港」。
当初は2025年末に開業予定、その後の変更発表では2026年6月の開業予定と広報がありましたが、工事の遅れなどによりスケジュールは何度か見直されてきました。
今回は、2026年8月時点で公表されている最新情報をもとに、開業予定や空港アクセス、日本路線の見通しについてまとめます。

ロンタイン国際空港の開業は2026年12月を予定
2025年12月には政府関係者を乗せた試験飛行が行われましたが、2026年8月現在、ロンタイン国際空港は商業運航を開始していません。
現在の計画では、2026年12月1日に商業運航を開始することを目標として工事が進められています。
政府も2026年第4四半期までの開業を最重要課題としており、空港公社(ACV)は24時間体制で工事を進めています。
個人的な憶測ではありますが、工員不足を補うために軍も投入されるなど、工事はかなり強力に進められています。
ここまで政府が強い姿勢を示していることを考えると、さすがにこれ以上の大幅な延期はないのではないかと想像しています。
ロンタイン国際空港の位置はこちら
日本便はロンタインへ移る?
ACVが政府へ提出した移行計画では、今後国際線は段階的にタンソンニャット国際空港からロンタイン国際空港へ移されます。
最終的には
・タンソンニャット国際空港 国内線の約80% 国際線の約20%
・ロンタイン国際空港 国内線の約10% 国際線の約90%
になるように移行されるようです。
現在の発表では、タンソンニャット国際空港は近距離路線、ロンタイン国際空港は遠距離路線を中心に運用する方向となっています。
日本路線は最終的にすべてロンタイン国際空港に移行することになるでしょう。
第1段階(2026年12月1日〜)
12月1日に商業運行開始予定で、
・長距離国際線
・貨物便
・新規就航便
が、まず初めに移行がスタートします。
現在のところ、第1段階で移転・就航が公表されているのは、
・ベトナム航空(北京、香港、広州、マニラ、ハノイ)
・ベトジェットエア(国際線2路線、国内線複数路線)
・ベトラベル航空(未定)
上記すべての便が12月に移行するのではなく、段階的に移行することが予想されます。
外国航空会社については、2026年8月現在、12月1日からの具体的な就航便はまだ正式発表されていません。
第2段階(2027年3月28日~)
欧米・豪州・中東など、長距離国際路線を段階的に移行するとしています。
具体的な航空会社等はまだ未定ですが、ベトナムの航空会社の長距離路線がまず初めに移行すると思われます。
第3段階(2027年10月30日~)
東アジア、東南アジアなど、残りの国際路線の移行が始まります。
日本路線はこの段階で徐々に移行することが予想されます。
こちらもベトナムの航空会社から移行することが想像できますので、まずはベトジェット、ベトナム航空などから移行が始まり、ANAやJALはその後になると思われます。
最終的には日本路線はタンソンニャット国際空港からロンタイン国際空港に移行することになるでしょう。

開港当初のアクセスは「道路」が中心
多くの方が気になるのが、市内からのアクセスです。
開港当初のアクセスは道路(車移動)のみになります。
そのため、
・タクシー
・Grabなどの配車アプリ
・空港バス
が主なアクセス手段になります。
バス料金はまだ決定していませんが、現在の空港バスが15,000VNDであることから安価な移動手段になることが期待できます。
しかしながらタクシーは現在の200,000VND程度から数倍になることが予想されます。
これは旧空港→兎家がある市内中心部が約8kmであるのに対して、新空港→市内中心部が約40kmと5倍程の距離になるためです。
また空港と市内のアクセスですが、高速道路整備が急ピッチで進められています。
報道によると2026年12月の開業に合わせて整備が完了するようですが、ここはベトナム。ギリギリなんとかなるのかどうかといったところでしょうか。
幸いなこと(?)に空港開業当初は日本路線の発着は予定していませんので、日本路線が移行する頃には高速道路に関しては問題なく利用できるようになっているでしょう。

「30分で市内へ」は実現するのか?
2026年にはトー・ラム書記長が
「ホーチミン市中心部からロンタイン空港まで約30分で移動できる交通網を整備する」
よう関係機関へ指示したことが報じられました。
ただし、この30分という数字は将来の目標です。
開港時点で30分を保証するものではなく、高速道路の拡幅、環状道路の完成、鉄道整備まで含めて実現を目指す国家プロジェクトとなっています。
あくまでも目標です。
当面の間は高速道路が開通したとして約1~1.5時間といったところでしょうか。
現在のタンソンニャット国際空港から市内中心部にある兎家までは約45分~1時間ですので、どうしても今より少し時間はかかることになりそうです。
空港鉄道は2030年を目標
ロンタイン空港への鉄道アクセスは、都市鉄道2路線と南北高速鉄道の計3路線が計画されています。
ホーチミン市メトロ トゥーティエム駅~ロンタイン国際空港
ホーチミン市東部のトゥーティエム地区とロンタイン空港を結ぶ空港アクセス鉄道です。
完成目標は2030年とされており、残念ながら開港時にはまだ利用できません。
現在予定されているトゥーティエム駅の建設予定地はホーチミン市旧2区に位置し、ホーチミン市旧1区からはほど近い位置になります。
しかしこちらの路線が開通してもベンタイン駅にはまだ繋がらないので、ここから兎家がある市内中心部に行くにはタクシーなどを利用することになります。
地図ではこの辺りになります。
空港からの空港鉄道路線図は以下の通り予定されています。51番がトゥーティエム駅になります。

先述した通り、2030年に空港から市内までの地下鉄が完成しても、開業当初はトゥーティエム駅からバスやタクシーで市内中心部に移動する必要がありそうです。
兎家からトゥーティエム駅のアクセスはタクシーだと約20分くらいになるかと思われます。
トゥーティエム駅~空港駅は約30分で結ぶ計画になっています。
ですが、トゥーティエム駅からベンタイン駅までの鉄道建設も別途計画されており、こちらも2030年開業を目指しています。
ベンタイン駅~トゥーティエム駅~空港駅は、約45分で移動できると想定しています
ホーチミン市メトロ ベンタイン駅~スオイティエン駅~ロンタイン国際空港(1号線の延伸計画)
これ以外にも現在開業しているホーチミン地下鉄1号線と繋ぐルートも計画されています。
こちらはベンタイン駅までのルートが確保されるので、開通すれば旅行者はこちらのルートからも空港にアクセスできます。
現在の延伸計画では2030~31年の開業を予定しています。
所要時間は正式な発表はありませんが、距離を換算するとベンタイン駅~スオイティエン駅~ロンタイン国際空港は約1時間かかることが予想されます。
南北高速鉄道
将来建設されるホーチミン市とハノイを結ぶ南北高速鉄道(ベトナム新幹線)でもロンタイン空港駅が設置される計画です。
2026年の着工が予定されていますが具体的なスケジュールはまだ決まっていません。
完成すれば空港へのアクセスはさらに向上すると期待されています。
しかしながらこの路線はまだまだ未来予想図です。
現時点では政府は2035年の開業を目指すとしていますが、さすがにこのスケジュールは現実的に難しそうに思います。
「いつかできたらいいな」と思って気長に待ちましょう。

現時点でのまとめ
2026年8月時点で分かっている情報を整理すると、
商業開港は
・2026年12月1日予定
・空港と市内のアクセスは当面バスかタクシー
・高速道路整備は開港に間に合わせるため、急ピッチで進行中
・空港鉄道は2030年の完成予定
・日本便は2027年10月以降にロンタインへ移転する見込み
という状況です。
ロンタイン国際空港は、将来的には年間1億人規模の旅客を受け入れるベトナム最大の空港、東南アジア最大級のハブ空港となる計画です。
今後、正確な開業日や航空会社の運航計画、日本便の取り扱いなども順次発表される見込みです。
また新たな情報が入ってきたら、わかりやすくまとめて皆様に報告いたしますね。
新空港の開港を楽しみに待ちましょう!

